外為オンラインがM2Jとの裁判に勝利!iサイクルも特許に

2016年5月15日

しれっとこんなニュースが出ていました。

この度、当社が出願しておりました、外国為替証拠金取引における注文方法である「iサイクル注文R」に関して、以下の通り特許権を取得致しましたのでお知らせ致します。
【特許概要】
発明の名称:金融情報処理装置、金融情報処理方法、およびプログラム
特許番号:特許第5918806号
出願日:平成26年5月28日
登録日:平成28年4月15日

[2016/05/11] iサイクル注文R特許取得のお知らせ(外為オンライン公式サイト)

連続発注のiサイクル注文サイクル注文を提供しているの外為オンラインが、トラリピを提供しているマネースクウェア・ジャパン(M2J)に特許侵害で訴えられたのは2015年の2月。それ以降、この裁判のニュースが表に出ることはなく、どのような戦いが繰り広げられているかは不明でした。

しかし今回、このようなニュースが外為オンラインから出ることで、この訴訟は外為オンラインが実質的に勝利したことがうかがえます。

なお出願日は2014年5月で、裁判が始まる前に、外為オンラインは自社製品の特許申請をしていたのですね。

とはいえ、訴訟をしていた時期も、iサイクル注文サイクル注文は特に変わりなく提供されていましたし、ただちにこの結果が私たちの連続発注による運用に大きな影響を与えることはないでしょう。

ただ、連続発注機能のパイオニアであるマネースクウェア・ジャパンが、より苦境に立たされたのは間違いありません。ただでさえ、ループイフダンiサイクル注文といった追従商品に手数料勝負に持ち込まれて苦しいところ、裁判でも自社製品の独自性を証明できなかったことになるからです。

高コストだからこそ、周辺サービスや操作性に活路を見いだすしかない、マネースクウェア・ジャパンの今後を注視しましょう。

2016年6月30日追記:
トラリピとiサイクル注文が特許権を巡る裁判バトル第2ラウンドへ』で、この事件の続きを解説しています。

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