FXレバレッジ10倍規制でループイフダンやトラリピは大打撃

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2017年9月下旬に日経でいきなり報じられた、FXの最大レバレッジを10倍に規制するという案。業界全体が蜂の巣をつついたような騒ぎになっているため、このニュースの真偽やもし規制された場合の影響について気になっている方も多いでしょう。

この記事では、この問題の現状と、レバレッジ規制がリピート系自動売買に与える影響について解説していきます。

1.レバレッジ規制の現状について

日経のニュース以降、オフィシャルな情報は基本的に出ていません。

FX攻略.comさんの記事『FXレバレッジ10倍規制への動き、これまでの流れ』にありますが、ニュース以降はFX業者を集めての説明会はあったものの、まだ検討段階で具体的にはなにも決まっていません。これは金融庁に直接取材を申し込んだ場合の回答も同じでした。

ただし、過去の50倍、25倍への規制時にも、最初はこのように話し合いをするかのようなポーズを取るものの、最初から結論は決まっていて覆るものではなかったという意見もあります。

なんにせよ、近い未来に最大レバレッジが10倍に制限される可能性は十分あると思っておいたほうが良いでしょう。

2.リピート系自動売買にもかなりの悪影響

さて、レバレッジが10倍になった場合の影響です。ここが肝心。

分かりやすいところでは、デイトレードやスキャルピングといった短期売買は、ある程度レバレッジをかけてたくさん売買することが収益に結びつきますから、レバレッジが下がることは間違いなく改悪です。

そして、ループイフダントラリピiサイクル注文マネパ連続予約注文といったリピート系の自動売買も、レバレッジ規制で収益率が下がります。

証拠金が増えて、取引の余力が減少

ここでは、『ループイフダンとマネパの連続予約注文の週刊レポート』で毎週レポートしている、実際に今走らせている豪ドル円の運用を例にレバレッジ規制の影響を考えてみましょう。

まず、現在の運用ルールは以下。

  • 豪ドル円のB80(80pips間隔での買い戦略)
  • 2000通貨
  • 資金150万円
  • 想定レンジ:68~88円

この設定でフルにポジションを持った場合は買いが26本入るので、2000通貨×26で5万2000通貨を保有することになります。この場合の平均価格は78.05円。

最大レバレッジが下がることで、この5万2000通貨を持つために必要な資金が増えてしまいます。

 資金150万円の場合 25倍 10倍
必要証拠金 162,344円 405,860円
ロスカットレート 51.75円 56.43円

レバレッジが10倍までになると、必要な証拠金が24万増えます。その分だけ取引で使える資金(リピート系自動売買の場合には、含み損を耐えられる余裕資金)が減り、その結果として強制ロスカットが執行されるレートが56.43円とレバレッジが25倍のときとくらべ、4.7円も上がってしまいます。

ちなみに私は現在の運用を、豪ドル円が史上最安値である55円をちょっとくらい割り込んでも口座が吹き飛ばない水準に設定しているため、この運用は成り立ちません。

同じ設定でもたくさんの資金が必要

それでは、レバレッジが10倍の状態でロスカットレートが51.75円になるにはどうすれば良いのでしょうか。

 資金174万円の場合 25倍 10倍
必要証拠金 162,344円 405,860円
ロスカットレート 47.06円 51.75円

計算してみた結果、資金を174万円用意すれば、51.75円のロスカットレートを維持できます。これはつまり、24万円を余分に用意しないと同じリスクを保てないということになります。

3.計画的なトレードをする人には明らかな改悪

このようにレバレッジが25倍から10倍に制限されることで、同じ運用をするにもたくさんの資金が求められることになり、結果として利回りが低下することになります。

【関連記事】利回りを理解していますか?FXの世界にはいいかげんな情報が多いので

今回のレバレッジ規制の名目は投資家の保護を目的としているみたいですが、少なくともちゃんとリスクを計算した上で、計画的な運用をしているトレーダーにとっては単なるデメリットでしかありません。

ただし、OTC(店頭取引)は10倍になるものの、取引所取引(くりっく365)は25倍をキープという噂もあります。そうなると、外為オンラインiサイクル注文で運用するという選択肢も出てくるかもしれませんね。

 

外為オンライン

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