【決定版】ループイフダン、トラリピなどリピート系の設定方法

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この記事では、連続発注の設定方法について解説します。ループイフダンだけでなくトラリピサイクル注文など、いろいろな連続発注を設定する際に役立つ考え方となります。

(新ルールに合わせて、2016年10月17日に加筆・修正)

1.通貨ペアの選び方:長期的にレンジ相場なものがベスト

まずはどの通貨ペアで連続発注をやるか。通貨ペア選びのポイントを解説します。

1-1.長期間に渡ってレンジを形成しているものが適任

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上のチャートは豪ドル/円の月足ですが、パッと見て明確なトレンドが出ていないのがお分かりいただけるかと思います。豪ドル/円は1990年代以降、50円台半ば~100円を少し越えた水準で推移しており、その中でも70~90円の水準にとどまる時間が長いです。連続発注にとって、理想的なレンジ相場状態が極めて長く続いているといえます。

1-2.トレンドが出続けている通貨ペアは避ける

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上のチャートは、南アランド/円の月足チャートですが、直感的に下降トレンドと判断できるのではないでしょうか。手動でトレードする場合ならともかく、連続発注には、このようにトレンドが出ている通貨ペアは適しません。

1-3.最高値と最安値の値幅が広い通貨ペアは資金がたくさん必要

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こちらはポンド/円の月足チャートですが、最高値と最安値の価格差に注目。上が251円、下が116円ですから、その価格差は実に135円。これだけカバーしなければいけない範囲が広いと、仕掛ける注文の数も多くなり、それだけたくさん資金が必要になります。

1-4.スワップは意識しすぎなくてOK

これは連続発注に限りませんが、スワップポイントをあまり気にしすぎないほうがいいです。インカムゲイン(スワップ)より、キャピタルゲイン(値動きの差益)のほうが大きくなるのが普通なので、スワップ金利よりもレンジの形や幅などを優先しましょう。

2.設定方法その1:相場の全部に仕掛ける

通貨ペアが決まったら、いよいよ連続発注をどう仕掛けるか。これにはいくつかのパターンがあります。

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まず、上の画像のように、高値から安値まで、全範囲に注文を仕掛けるパターンが考えられます。

2-1.全範囲に仕掛けるメリット

なんといってもシンプルで分かりやすいです。その時点での最高値から最安値をすべてカバーするわけですから、その広大な範囲から価格が飛び出さないかぎり、メンテナンスの必要はありません。

連続発注最大のメリットのひとつである、放置していても勝手に運用されるという面を、もっとも活かせる設定といえます。

2-2.全範囲に仕掛けるデメリット

ただし、資金効率は悪いです。レンジ相場が継続しているなら、上下の端付近を価格が推移する時間帯は短くなりますが、そういった美味しくないゾーンも、よく値動きする範囲と同じように扱うことになります。

特に、設定したイフダン注文で証拠金が拘束されるトラリピでは、この傾向は顕著です。

3.設定方法その2:ハーフ&ハーフ

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想定レンジの上半分では売りを、下半分では買いを仕掛ける設定です。

3-1.ハーフ&ハーフのメリット

全範囲に仕掛ける設定とくらべて、約2倍の資金効率になります。

3-2.ハーフ&ハーフのデメリット

売りと買いをひとつの運用のなかで行うため、スワップを支払う局面が必ず訪れます。相場の展開によっては、数年間売りスワップを支払続ける覚悟が必要です。とはいえ、スワップが売買差益を上回ることはまずないので、そこまで気にしなくてもかまいません。

なお、店頭取引(OTC・FX会社が価格を決めるタイプで、日本の多くの会社はこのタイプ)のFX会社では、売りと買いのスワップポイントを足すとマイナスになることが普通です。そのため、売りと買いのポジション数が同数でも、ユーザー側はスワップ支払になる点も一応覚えておきましょう。

4.設定方法その3:上端と下端を切り捨てる

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価格が滞在する時間が短い、レンジ上限と下限を切り捨てる考え方です。

レンジ相場が継続しているかぎり、上限と下限に近づくほど反発する力が強くなり、すぐ押し戻されるため、中央に近づくほど滞在時間が長くなります。その美味しい部分だけに、連続発注を仕掛ける考え方になります。

例えば豪ドル/円なら、60円以下や100円以上の価格帯は、突入しても1~2ヵ月で押し戻されています。

4-1.上下切り捨てのメリット

レンジ全部に仕掛ける場合より、利益率は良いです。どれくらい差がつくかは設定次第。

4-2.上下切り捨てのデメリット

当然ながら、全体に仕掛けるよりもレンジから外れることが多くなります。

4-3.実行のコツ

旧ルールのときには最大ポジションによる損切りはなかったので、レンジ上端を突破したら利益確定、レンジ下端の突破は価格が戻ってくるのをスワップをもらいながら待つスタイルが有効でした。

しかし、今のルールだと最大ポジション数の損切りがあるので、上端88円、下端68円ともに、突破したら手動でループイフダンを停止するのがいいでしょう。また勝手に損切りされないように、最大ポジション数はできるだけ多くしましょう。

5.応用テクニック

5-1.ハーフ&ハーフのマイナススワップ対策

  • プラススワップになる部分のレンジ幅を広げ、マイナススワップになる部分のレンジ幅を狭める
  • マイナススワップになる方のポジションを小さくする
  • マイナススワップになる方の注文間隔を広げる(=ポジション数が少なくなる)

5-2.上下切り捨ての応用

トラリピ

安値か高値付近の利益確定幅を広げ、大きな利益を狙います。レンジの端は強く押し戻されやすい習性を利用したテクニックで、自由に注文を入れられるトラリピ向けのテクニックです。

ループイフダンサイクル注文

切り捨てた端の部分に突入したところで、裁量トレードでポジションを保有し、反発による大きな利益を狙います。連続発注の自由度が低いものの、裁量トレードのスプレッドが狭いアイネット証券ループイフダン外為オンラインサイクル注文向きの戦略です。

6.現在運用している設定は?

ここまで連続発注の設定方法を見てきましたが、2016年4月から私が運用している設定がこちらになります。

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豪ドル/円の68~88円の価格帯に買い。

ご覧の通り、上下切り捨てを基本戦略としています。

また、ハーフ&ハーフでマイナススワップを抑えるためには、売りを縮小するのが有効ですが、その究極の形として、下の方の価格帯に買いを入れつつ、上の方には売りを設定していません。

今運用している設定については、『ループイフダンの豪ドル/円買い80_80を選んだ理由』も参考にしてください。

毎週の結果は、『ループイフダン 豪ドル/円 B80_80の運用レポート』で報告しています。

ループイフダンだけでなく、あらゆる連続発注で使える設定方法なので、今から連続発注を始めるなら、ぜひ参考にしていただきたいです。

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