ループイフダン&マネパnano週報:170501
ループイフダンとマネーパートナーズの連続予約注文による運用比較週刊レポートは16週目です。今日で5月に入ったので、ここまででちょうど4か月分の運用となります。
先週は初めてループイフダンとnanoの間で、約定回数に違いが出ました。
- 1. アイネット証券、ループイフダン取引履歴と運用結果
- 2. マネーパートナーズ、パートナーズFXnano連続予約注文取引履歴と運用結果
- 3. ループイフダンと連続予約注文の年利比較
- 4. 売買の回数に差がついた理由
- 5. 窓空きルールの違いにも注目
アイネット証券、ループイフダン取引履歴と運用結果
マネーパートナーズ、パートナーズFXnano連続予約注文取引履歴と運用結果
ループイフダンと連続予約注文の年利比較
売買の回数に差がついた理由
上の売買履歴を見ていただきたいのですが、マネパnanoは4月26日の9:55に84.005で利益確定をしています。が、同じ買いポジションを持っていたループイフダンは、このタイミングで利益確定ができませんでした。この差がどこから生まれたのかといえば、それはスプレッドの違いです。スプレッドが狭いマネパではギリギリ決済価格に到達しましたが、広いループイフダンは決済価格に到達できませんでした。
そしてさらにその後、83.205でマネパnanoで買いが入ったため、nanoの方が決済回数が1回多くなることが確定しました。83.205でもう一度nanoが買いを持てたため(次の週の取引)、次に84.005を超えるときには、どちらも利食いになり、nanoの方が決済回数が+1のままです。
こういったまったく同じ価格で決済するまで絶対に持ち続ける運用比較の場合、スプレッドの差が具体的に収益の差になるのは、売買回数に差が出るケースです。スプレッドが広くても同じ回数の決済なら損益に差はつきません。今回のように、利食い回数が違ってきて、初めて明確にスプレッドの違いが収支に出てきます。
窓空きルールの違いにも注目
さらにもう一つ、4月24日朝7時に、nanoもループイフダンも利益確定をしています。が、価格が違うことに注目。ループイフダンは運用設定通りの+80pips(+1600円)なのに、マネパnanoは+104.7pips(+2094円)と、設定を大きく上回っています。
この日は月曜日で、朝から各通貨ペアに大きな窓が空きましたが、窓空き時のルールの違いが収支に現れています。ループイフダンはどれだけ決済価格が有利な方向に広がっても、設定値通りでしか利食いませんが、nanoは実際につけた価格がで利食いするので、設定値の80pipsを大きく超える+104.47pipsでの利益確定となりました。
長く運用していけば、大きく窓が空くことは年間に何度かあるものなので、長い目で見れば成績に影響を与える要素と言えます。
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あきがわ・くにひと。東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループ・イフダンを主体に運用を行っている。夢は大きな犬とのんびり暮らすこと。
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