グルトレをマネーパートナーズnano連続予約注文で始める場合の設定方法
準備編を一通り読んでもらったら、次はいよいよ実際にマネパnano連続予約注文で、グルトレをどうやって設定したら良いかを解説していきます。
▼動画でグルトレの設定を解説してみた
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パートナーズFXnano口座を使う
マネパには、1万通貨用のパートナーズFX口座と、100通貨から取引できるパートナーズFXnanoの2口座がありますが、今回は後者のnano口座を使います。
なお、一度口座開設をすれば、両方とも使えます。
今の価格を基準に、連続予約注文と逆指値を使い分ける
連続予約注文という、マネパ固有のリピート系の仕組みを使います。
連続予約注文とは、とても簡単にいうと、回数が20回までに制限されているトラリピのようなものです。ただし、新規逆指値の注文が入れられません。連続予約注文が入れられるのは新規指値のみとなります。
新規の逆指値とは、今より上がったら買い、下がったら売る新規注文のこと。例えばドル円が今、100円だったら、101円になったら新規買いしよう、99円になったら新規売りをしようというのが逆指値の注文です。
よって、連続予約注文でリピート系をする場合には、指値注文は連続予約注文で、逆指値はそのまま逆指値を使って設定することになります。このあたり複雑で慣れないと分かりにくいので、自分なりに解釈してみてください。
連続予約注文の設定方法
準備編で解説した通り、グルトレは利益確定が+50pipsの新規注文(損切りはなし)を、10pipsごとに敷き詰めるのが基本です。これが子本体です。
まず、今の価格より安く買う注文と、高く売る注文を、連続予約注文で入れます。このときの価格は77.35くらいでしたので、今より安い77.3で買う連続予約注文から入力を始めます。
1画面でトレードが管理できるクイック発注ボードを起動し、右上の設定アイコンをクリックします。「決済同時発注機能」の「利食い」にチェックを入れ、50pipsと設定します。
「【連続予約設定】決済注文(利食い)設定」に、50pipsという項目を作ります。
①通貨ペアは豪ドル円
②取引単位は100通貨
③連続予約を選択
④売買は「買」
⑤指値の価格を入力
⑥「利食い:50pips」をクリックして点灯させます
①~⑥までを確認したら、「続けて注文を入力する」を20連射します。
すると、上の方の連続予約が20回になりますので、下段の注文内容を確認。この場合は、77.3で新規に買い、77.8で決済売りをする連続予約注文が20回入りました。「連続予約注文を完了して発注する」をクリックすることで、1本目の設定が完了します。
次は指値価格を77.2として、また20連打して、77.2⇒77.9の買い連続予約注文を設定。これを設定する範囲まで何回も繰り返して、買いの連続予約注文を完了させます。今回は自分は5円幅まで攻めようと思ったので、72.3⇒72.8まで連続予約注文を入れました。
買いが一通り終わったら、今度は売りの連続予約注文をしこたま入力していきます。現在価格は77.35くらいですから、最初に入れるのは77.4で売り、76.9で利食いする連続予約注文ですね。次は、77.5⇒77.0、77.6⇒77.1というように、82.4⇒77.9まで注文を入れました。
逆指値の設定方法
今より高く買い、安く売る注文は連続予約注文を入れられないので、この時点では逆指値を入れておきます。
まずは現在価格である77.35よりも高い、77.4で買い、77.9で利食いする逆指値を入れてみましょう。
①逆指値を選択
②「買」を選ぶ
③逆指値の価格を入力
④「無期限」になっていることを確認
⑤「利食い:50pips」点灯を確認
⑥「無期限」点灯を確認
①~⑥を確認したら、「発注する」をクリックすることで、77.4⇒77.9の逆指値の買いが入ります。あとは連続予約注文のように、注文の価格を10pipsずつずらして1つずつ追加していきます。買いが終わったら売りも入れます。自分はこのときは、逆指値も連続予約注文と同じ範囲(上が82.4、下が72.3)に入れました。
逆指値は約定後に連続予約注文に置き換えられる
逆指値の注文は当然20連続はしてくれませんが、利食いしたときには連続予約注文を入れられるようになります。
例えば、今の価格が77.35だとして、77.4で買う場合は今より高い逆指値ですが、これが77.9で利食いしたときには、77.4は現在価格よりも安くなっているので、連続予約注文を入れることができます。つまり逆指値の注文は、一度利食いすれば、そのあと連続予約注文に置き換えられます(すぐに反転しなかった場合)。
サポートの設定方法
買いか売りか、狙う方向に向かって、100pipsごとに子本体の10倍の枚数でサポートを置きます。これは最後まで決済はしないです。
①1000通貨に
②利食いや損切りが入っていないことを確認
①~②がOKなら、「発注する」をクリック。
このときは77.3をスタート価格としたので、72.3~82.3までサポートを入れました。
グルトレ設定の所要時間
このように、連続予約注文でグルトレを設定する場合、買いの指値(連続予約注文)・買いの逆指値・売りの指値(連続予約注文)・売りの逆指値・サポートという、5系統の注文を入れることになります。
実際にこの記事で自分が設定した上下に5円幅のグルトレは、だいたい30分ほどで設置が完了できました。
Excelの管理シートを使おう
ここまで一通りグルトレをマネパnanoで設定する流れを解説してきましたが、はっきりいって複雑だと思います。77.4⇒77.9のように、あらかじめ注文を入れる価格を紙なりパソコンなりに書いて把握しておくと、混乱せずに設定ができるでしょう。
また、グルトレは大量の注文を同時に入れ、複数のポジションを常に持つことになりますが、マネパnanoのクイック発注ボードはあまり見やすくなく、注文やポジションをひと目見て把握しにくいです。
そこでオススメしたいのが、Excelを使ったグルトレの管理。こちらから落とせるExcelファイルを使っていただくと、新規⇒決済の価格の確認や、残り回数、決済回数の把握が容易にできます。
上記リンク先のExcelには、この記事で設定をしたときの残り回数が入っています。連続予約注文なら残り20回、逆指値なら残りが1回です。残り1回の逆指値が決済までいったら、逆行する前に連続予約注文を同じ価格で設定して、残り回数を20としましょう。
まとめ
グルトレをマネパnanoで運用しようとすると、たしかに手間はかかります。でもその分スプレッドの狭さという恩恵も受けられます。また100通貨から動かせるので、初期資金が10万円程度の方でも無理なく参入できます。
最初は大変かもしれませんが、慣れれば余裕ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
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