英国EU離脱で再確認したループイフダンの貧弱な約定力

2016年7月3日

「約定力の弱さ」は、ループイフダンの最大のデメリットといってよいでしょう。『ポジらずにスルー!ループイフダンの約定力の弱さが露呈…』では、2016年4月30日の急落時の約定について解説しましたが、6月24日の英国EU離脱絡みの急変動でも、やはり同じ事件が起きました。

★現在のループイフダンは、2016年9月のアップデートにより、約定力が大幅に強化されています。詳細は『ループイフダンのバージョンアップまとめ、メリットと変更点』で解説しています。

EU離脱の暴落でもやはり約定力の弱さが明るみに

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こちらのチャートはあの日の豪ドル/円の5分足チャートです。時間の流れとともに解説していきます。

まず早朝の上げで、2回の利益確定が発生しました。チャート左上の2つの白い○がそれにあたります。

ここからの動きは、実際に見ていた方も多いと思いますが、国民投票の開票が始まり、離脱派が優勢になるにつれ、何度かの激しい下落が発生します。11:30に大底をつけますが、ここまでの下落では新規注文は一度も発生せず。これが赤い枠で囲んだ部分となります。

やはりループイフダンは相場の急変にかなり弱いみたいで、5円以上も下げたのにポジションはまったく増えませんでした。

暴落・暴騰時に注文が通らないのは損失

そこからじわじわ上げていくなかで、ようやく買いが発生していったわけです。結果として、暴落が始まった水準までゆっくりでも上がって行けば問題はありません(最初の暴落で買えた場合と比べ、ポジション保有期間が短くなるので、スワップはちょっと減りますが)。

ですが、今後また暴騰があったり、上方向に大きく窓が空いたりして買いが入らない可能性もあります。

ループイフダンが暴落時にポジションを持たないことを、安全面を重視したうえでメリットととらえる考え方もあるみたいですが、私にとってはやはり機会損失です。暴落でも暴騰でも、想定レンジ内の値動きであれば問題ないわけで、価格がある程度戻りやすい(=すぐに利益確定しやすい)暴落でポジションを取ってくれないのは、もったないことだと思います。

なぜか利食わず手動で利益を確定

今回は初めてループイフダンの手動決済も行いました。

暴落後に74.655円で成立した買いポジションが、80pips以上の利益になっているのに決済されていないことに気づいたのです。相対的に底値に近いところでの買いポジションなので、そのまま放置してもっと利益を狙う手もありましたが、ループイフダンは回転率が重要なのですぐに利益を確定して+151.7pips。暴落や暴騰で、決済のチャンスを逃すのも嫌ですしね。

そもそも、なぜこの買いポジションが利益確定にならなかったのかは謎です。急激な値動きでもなく、むしろゆっくり上がる展開だったわけですから。

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