ループイフダンとiサイクル注文の運用比較。どちらがお得?
値幅に対するトレード枚数(=リスク)を同じにした、ループイフダン・トラリピ・iサイクル注文を比較し、その結果を検証する月イチ更新のシリーズでしたが、『トラリピのバーチャル(デモ口座)が終了してしまいました』にもあるように、トラリピのデモが7月21日に突如終了してしまいましたので、今月はループイフダンとiサイクル注文の比較のみをお届けします。
なお、来月からは新たに運用を開始した、豪ドル/円トラリピ(80銭)のリアル取引結果を、現行のループイフダンと比較してまいります。今度はデモではなく本運用ですので、完全な本番環境での両者の優劣がハッキリすることに期待します。
システム名 | ループ・イフダン | iサイクル注文(4000通貨) |
固有の設定 | B80_80 | 80pips間隔で、利食い80pipsの買いイフダンを設定 |
通貨ペア | 豪ドル/円 | |
売買 | 買い | |
値幅 | 80pips | |
売買単位 | 4000通貨 | |
新規建ての回数 | 50 | 60 |
利益確定の回数 | 41 | 49 |
保有ポジション | 9 | 11 |
確定利益 | ¥139,588 | ¥152,920 |
確定スワップ | ¥4,916 | ¥4,306 |
口座資産 | ¥3,144,504 | ¥1,357,226 |
含み損 | -¥152,520 | -¥186,438 |
暫定資産 | ¥2,991,984 | ¥1,170,788 |
ここまでの年利 | -0.82% | -7.47% |
取引開始時のLCライン | 51.75円 | 65.71円 ※1 |
現在のLCライン | 50.36円 | 64.87円 ※2 |
開始日 | 2016/04/04 | |
経過日数 | 119 | |
開始資金 | ¥3,000,000 | ¥1,200,000 |
想定レンジ | 68~88円 | 1840pips |
トレール | 不可 |
- ループイフダン:2016年8月現在、実弾で行っているメイン運用
- iサイクル注文(デモ):デモトレードだと10000通貨しかできないので、金額を2.5分の1にしていて仮想的に4000通貨運用にしています。ループイフダンとできるだけ同じ条件になるように、1840pips幅を想定レンジとしています。
※1 デモトレードでは1000通貨ができず10000通貨で運用しているため、120万円の資金で運用している計算になり、他よりロスカットラインが高い
※2 iサイクル注文の仕様で想定レンジが動くため、ロスカットラインも変動
ここ数か月の検証ではっきりした結果は出つつありましたが、最新の結果でもiサイクル注文の好成績が目立ちました。新規建てと利益確定の回数、確定利益ともにループイフダンをリードしています。
ただしこれは、スリッページや約定がほぼ理想の形で行われるバーチャル口座である点も加味された数字といえます。
が、どちらにせよループイフダンの約定力は最弱クラスなのは、ここ数か月の運用ではっきり分かっています。ループイフダンのメリットである約定価格の高さ(ループイフダン:平均3404円、iサイクル注文:手数料込3120円)、高スワップ、手数料の安さでどこまでカバーできるか。
なんにせよ、来月から再開する、ループイフダン・トラリピ・iサイクルの3運用比較記事をお楽しみに。
あきがわ・くにひと。東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループ・イフダンを主体に運用を行っている。夢は大きな犬とのんびり暮らすこと。
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