ループイフダン|ほぼ1ヵ月ぶりの決済&雇用統計に見る遅れ
先週は久しぶりの決済が発生しました。実に8月8日以来、ほぼ1ヵ月ぶりの決済です。
チャートを見ても先週は5連騰、前週から通算して8連続陽線で、久しぶりの上昇トレンドかな?といった感じです。
2016/08/29〜2016/09/02のトレード結果
2016/08/29の開始資金 | ¥3,151,292 |
---|---|
2016/08/29〜2016/09/02の利食い | 2回 |
現在の保有ポジション数 | 9 |
2016/08/29〜2016/09/02の確定利益 | ¥5,660 |
2016/08/29〜2016/09/02の確定スワップ | ¥711 |
現在の口座資産 | ¥3,157,663 |
現在の含み損益 | ¥-97,902 |
暫定資産 | ¥3,059,761 |
ここまでの年利 | 4.72% |
取引開始時のLCライン | 51.75円 |
現在のLCライン | 50.23円 |
今週から、「現在の含み損」はスワップによる含み損益を反映した数字になっています。
こうやって陽線が連続して相場全体が上がって行くと、決済が発生するのはもちろんのこと、含み損自体も減って口座全体がプラスになるもの。先週が終わった時点で資金は約306万円になり、暫定年利もプラス圏内の4.72%に回復しました。
雇用統計時には1分遅れで注文が通る
さて、先週に発生した2回の決済を見ると、価格が全然違いますよね。8月31日の17:12に利食いした方は3545円の決済ですが、スワップの285円を含んでいるため、値動きによる差益は3260円です。基準の3200円を上回る決済ですね。
それに対して9月2日の21:31に利食いした方は2826円の決済。このうち426円がスワップなので、為替差益は2400円と大幅なマイナスに。
でもこれは決済時間を見ればお分かりの通り、雇用統計の発表直後の値動きによるものでした。この時の買いポジションは77.605で保有しているため、既定の決済価格は78.405です。価格の公正さに定評があるOANDA JapanのMT4チャートを見たところ、78.405は確実に21:31になる前に到達はしています。
ですが、実際に決済されたのは、21:31:14で、明らかなタイムラグが生じています。
雇用統計の発表直後にスリッページが生じて価格がおかしくなるFX会社はたくさんありますが、ループイフダンの場合にはとにかく注文自体の実行が遅れます。ティックを見たわけではないので、正確なところは今はわかりませんが、もっとも遅いタイミングの21:30:59に78.405に到達したとしても、15秒遅れて決済注文が成立しています。21:31台の豪ドル/円は、78.19~78.30の範囲で推移していましたので、78.205の決済価格はその中に収まるものです。
このタイムラグが、ループイフダンの約定価格のズレを生み出しているわけですが、今回のように損をするケースばかりではありません。『ループイフダン赤字決済はそんなに悪いことなのか考えてみる』でも書いた通り、平均値で見るとむしろ得をしている、つまり基準値の3200円よりも多くの利益を得ているわけです。
これは想像なのですが、この運用は買いなので、上昇トレンドが発生して価格が上昇しているタイミングでの利益確定となります。上昇局面では、当然ながら上がっている場合が多いので、少し遅れて決済のシグナルが届くとき、価格は基準よりもう少し上にあるのではないでしょうか。その結果として、基準価格より高い約定価格になっている、と予想しています。ただし、雇用統計のような人工的な急変動の場合は、その限りではない、と。
この運用の基本情報
運用システム | ループ・イフダンB80_80 |
---|---|
通貨ペア | 豪ドル/円 |
売買の方向 | 買い |
値幅 | 80pips |
取引単位 | 4,000通貨 |
トレール | 不可 |
開始日 | 2016/04/04 |
経過日数 | 154日 |
開始資金 | ¥3,000,000 |
想定レンジ | 68~88円 |
▼この運用にいたった理由
あきがわ・くにひと。東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループ・イフダンを主体に運用を行っている。夢は大きな犬とのんびり暮らすこと。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません