マネパnano連続予約注文でグルグルトレインを運用した感想
FXトレーダー&ライター&編集者の鹿内武蔵です。こちらでレポートしている通り、マネーパートナーズのパートナーズFXnano口座(100通貨口座)の連続予約注文を使って、グルトレの運用をやってみています。
こちらの記事では、マネパでのグルトレ運用について、やってみた感想を書いてみようかと。これからグルグルトレインを始める人の参考になればいいなと思っています。
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- 1. 100通貨で取引できるメリットは非常に大きい
- 2. トレードの半分を自動化できる連続予約注文はやはり便利
- 3. マネパに限らないが管理は非常に煩雑
- 3.1. トラリピやトライオートFXといった既存のリピート系自動売買で設定
- 3.2. MT4のEAで設定する
- 3.3. 管理シートを使う
100通貨で取引できるメリットは非常に大きい
グルトレはとにかくお金がかかる運用です。
1000通貨取引でも、5円逆行に耐えるとして60万円くらいの資金が必要です。単純にお金が足りない人や、60万円を用意できても、最初からそこまでたくさん張りたくない人にとっては、1000通貨より少額でできる口座しか選択肢になりません。
国内FX会社では、2019年1月時点で、マネパnano口座(100通貨単位)、SBIFXトレード(1通貨単位)、OANDA(fxtradeは1通貨単位)が1000通貨未満の取引ができる口座です。初回はこれらから選ぶと良いでしょう。
マネパ100通貨の場合、5円逆行で計算上では6万円の資金が必要。さらに今の価格よりも上側にも注文を入れたりしてもう少しお金は必要ですが、10~20万円程度あれば、上5円、下5円の上下10円幅に100通貨で余裕を持ってグルトレを設置できます。
トレードの半分を自動化できる連続予約注文はやはり便利
SBIやOANDAと比べて、マネパには連続予約注文というリピート系自動売買を設定できる機能があります。ただ、指値しか設定できない、つまり今の価格より下がったら買い、上がったら売りしか設定できません。今より上がったら買う、下がったら売るという逆指値はリピートさせられません。
とはいえ、全注文の半分は最大20回までリピート設定できるともいえ、SBIやOANDAと比べてメンテナンスの手間は半分です。
さらに、逆指値のポジションが利食いした段階で、その価格のイフダン注文は、今より安く買い、高く売れる状態になっていますので、晴れて連続予約注文に置き換えられます。言葉で書くと分かりにくいのですが、実際に管理、運用してみるとすぐ理解できると思います。
つまり、マネパnanoでの連続予約注文は、一度動いた範囲内の値動きは、すでに連続予約注文が設置済みなので、新たな操作は不要です。高値や安値を更新した場合にのみ、逆指値の1回限りのイフダン注文を、連続予約注文に置き換える必要が出てきます。
このあたりは、なかなかに分かりにくいと思いますので、私のTwitterから質問をしてください。お答えいたします。
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マネパに限らないが管理は非常に煩雑
連続予約注文は数あるリピート系自動売買の中でも、もっともたくさんの注文を管理しなければいけないです。1円幅に子本体+サポートで21個の注文が入ります。なので、10円幅で運用するなら210個の注文を同時に管理しなければいけません。これを裁量トレードの用の口座でやろうとすると、非常にややこしいです。解決策は以下の3つ。
トラリピやトライオートFXといった既存のリピート系自動売買で設定
マネースクエアのトラリピやインヴァスト証券のトライオートFXのように、範囲や決済価格を自由に設定できる自由度が高いリピート系自動売買なら、グルトレを同じことを設定できます。
設定も管理もすぐにできますし、ミスもしにくいですが、手数料がマネパ、SBI、OANDAより圧倒的に高くなります。
また、どちらも1000通貨以上でしか運用できないので、お金がない人には厳しいです。
MT4のEAで設定する
羊飼いさんが販売しているMT4のEAを使えば、安い手数料でグルトレを運用できます。ですが、いくつかデメリットもあります。
まず、EAを購入しなければいけないこと。「羊飼いのグルトレEA」から購入できますが、2019年1月時点で17800円が必要です。
くわえて、MT4、EA運用の知識が必要です。慣れれば誰にでもできますが、慣れるまでにはそれなりの知識と勉強が必要です。
そして、EAを動かすためには、常時MT4をパソコンで動かし続けないといけません。電源が入っていないと売買は行われません。そのため、常時起動するパソコン+電気料金を負担するか、VPSというバーチャルサーバでMT4を動かす設定+費用(月に1000~2000円くらい)が必要です。
また、2019年1月時点で国内FX会社のMT4口座は1000通貨以上なので、数十万円の資金は必須です(海外口座なら100通貨のところも)。
管理シートを使う
グルトレをマネーパートナーズnano連続予約注文で運用(設定編)で公開していますが、エクセルやGoogleのスプレッドシートなどで管理シートを作り、利食いが発生するたびに記入していけば何とかなります。私自身はこの方法で、マネパnano口座でグルトレを運用しています。
こんな感じで、売りと買いに分けて、価格ごとに注文の残回数、利食い回数を記録しています。ほしい人は、こちらの記事の下の方にエクセルファイルのダウンロードリンクがあります。
ただ、今後資金が貯まり、またグルトレにも慣れてきたら、1000通貨以上でやりたいです。その場合はEA運用になると思います。
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国内唯一の月刊FX情報誌「FX攻略.com」編集部に10年在籍。たくさんのプロトレーダーに取材してきた経験を活かし、FXトレード成功の秘訣を追求しています。
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