ループイフダンとマネパ連続予約注文比較2018年まとめ
2017年1月から運用している、ループイフダンとマネーパートナーズ連続予約注文のリピート系運用比較ですが、2018年の運用結果はどうだったのでしょうか。
2018年の運用結果 | 決済回数 | 確定利益 | 確定スワップ |
ループイフダン | 46回 | ¥73,600 | ¥4,569 |
マネパnano連続予約注文 | 46回 | ¥77,600 | ¥5,673 |
こちらのデータを見ながら振り返っていきましょう。
決済回数に差は出なかった
スプレッドが狭い方が決済回数が多くなる、はず
ループイフダンとマネパnanoは取引コストにかなりの違いがあります。豪ドル円のスプレッドがループイフダン:4pipsに対して、マネパnanoは0.9pipsと3.1pips差。裁量トレードをやっている方ならお分かりいただけるように、トレードをすればするほど積み上がる圧倒的な差です。
なお、リピート系のスプレッド差が影響するのは売買の回数です。なぜなら、損切りをすることがない運用なため、どのポジションも原則的に利食いするまで保有されます。であれば、スプレッドがどれだけ広くても、最終的には設定した利食い幅分の利益が得られます。
それならスプレッドが広くても損がないように見えます。が、スプレッドが広いことで、注文が通りにくくなります。スプレッドとは、つまり不利なレートで売買をさせられること。高く買い、安く売らされるものですから、スプレッドが広いほど、あと少しで約定したのに、という状況が増えます。
なので、ループイフダンとマネパnanoでは、マネパnanoの方が売買回数が多くなるはずだったのですが、2018年は売買回数は全く同じ46回でした。
低いボラティリティが原因か
この要因として考えられるのは、2018年のボラティリティが低かったこと。『ドル、豪、ポンド、ユーロ、NZ、カナダの年間ボラと年足チャート』で解説していますが、2018年の豪ドル円の年間高低差は過去11年でワースト2位の11.87円。上下の振幅が少なかったため、そもそも売買回数自体が少なく、ボラティリティの影響が出なかったと考えられます。
大きく相場が動けば、このボラティリティの差が、売買回数の差になり、収益の差になっていくと思います。
マネパnanoが利益が大きかったのは複利運用のおかげ
確定利益、確定スワップともにマネパnanoの方が多かったのは、複利運用の影響が大きいと思います。
マネパnanoは100通貨単位でポジションを増やせるため、これまで出た利益を複利運用として買い増しをしています。2000通貨から始まった運用は、現在2200通貨運用となっています。決済をするたびに200通貨分の利益やスワップが上積みされるわけですから、この差は収益差に直結します。
ただし、複利運用をしないで利益をためこみ、よりロスカットラインを遠ざけるという考え方もあります。ループイフダンとマネーパートナーズ連続予約注文のリピート系運用比較では、その時点の強制ロスカットのラインを表記していますが、ループイフダンは51.75円から48.46円まで下がっているのに対し、マネパは利益で買い増ししているのでほとんど変わっていません。
ただ、スタート時点から、豪ドル円の史上最安値である55円を割り込んでもロスカットにならない資金設定で運用しているため、私は複利運用をしてより利益を追求する方が良いと思っています。
ループイフダンとマネパnano連続予約注文比較2018のまとめ
2018年に限れば、決済回数に差は出ていないものの、複利運用を考えればマネパnanoの方が収益性は高いと思います。
あきがわ・くにひと。東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループ・イフダンを主体に運用を行っている。夢は大きな犬とのんびり暮らすこと。
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