ポジらずにスルー!ループイフダンの約定力の弱さが露呈…
★現在のループイフダンは、2016年9月のアップデートにより、約定力が大幅に強化されています。詳細は『ループイフダンのバージョンアップまとめ、メリットと変更点』で解説しています。
大きな下落となったのでみなさんもご存知のとおり、4月28日(木)の正午、日銀が金融政策の現状維持を発表した途端、激しくリスクオフの動きとなりました。市場では一気に円が買われ、豪ドル/円も82円台半ばまで急落しました。
で、私の豪ドル/円のループイフダンの次にポジションを取るはずのレートは、83.2円付近だったのですが、この急落ではヒットせず。買いポジションを持ったのは、13時42分でした。
このチャートを見ればハッキリ分かりますが、買いが成立したのは大きく下げてから戻したタイミング。『ループイフダンの月曜窓開き時約定ルールが判明!』のときと同じような状態になったわけです。
いや、あのときは週明けの窓空きだったので、レートがなかったわけですから約定しないのもしかたないかもしれません。
それに対し木曜の急落は、明らかに営業時間内だったわけですから、ループイフダンの約定力の弱さを示す端的な例であるといえます。
低コストと約定力の弱さはトレードオフ?
なにより低コストがループイフダンの魅力であり、それを理由にループイフダンの運用をしているわけですが、この商品ならではのデメリットも次第に見えてきました。今回は戻して83.2円でポジションを持ったからまだ良かったものの、そのまま止まらずに下げ続けたら、本来持つべきポジションを持たないことになるわけですから、これは明らかな損失です。
また、もっと値幅が狭いルールで運用していたら、持てないポジションも比例して増えるはず。
というわけで、今後も最適な連続発注の運用を追求していくとともに、商品のメリットもデメリットもきっちり報告していきたいと思っています。
英国のEU離脱時の約定については『英国EU離脱で再確認したループイフダンの貧弱な約定力』で解説しています。
あきがわ・くにひと。東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループ・イフダンを主体に運用を行っている。夢は大きな犬とのんびり暮らすこと。
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