トラリピとiサイクル注文が特許権を巡る裁判バトル第2ラウンドへ
マネースクウェア・ジャパン(M2J)のトラリピと外為オンラインのiサイクル注文の訴訟バトルは、まだ決着には至っていないみたいです。
(1)本訴訟に至った経緯及び概要
今般、当社は外為オンラインが2014年10月にサービス提供を開始した「iサイクル注文」が、当社の保有する特
許権(特許第5941237号)を侵害していると考え、その差止めを求める訴えを提起いたしました。
外為オンラインに対しては、既に2015年2月19日付で、同社が提供する「サイクル注文」及び「iサイクル注文」
について、当社の保有する特許権(特許第5525082号、特許第5650776号及び特許第5826909号)に基づきサービスの
差止めを求める訴えを提起しております。当該事件は、現在東京地方裁判所で審理が行われておりますが、この度、
「iサイクル注文」が、当社が保有する別の特許権をも侵害していると考え、更なる訴訟提起に至った次第であり
ます。
こちらの書類をM2J的な立場で読むと
- 外為オンラインのiサイクル注文とサイクル注文は、M2Jの特許を侵害しており、2015年2月にサービスを差し止めるよう訴え済み
- さらに、iサイクル注文は、M2Jが保有している別の特許も侵害しているので、サービス停止を求めて追加の裁判を起こします
ということになります。
『外為オンラインがM2Jとの裁判に勝利!iサイクルも特許に』で書きましたが、iサイクル注文は2016年4月に特許権を取得しています。これで争いに終止符が打たれるかとも思われましたが、そうはいきませんでした。iサイクル注文がOKなら、トラッキングトレードはもちろん、トライオートやループ・イフダンなど、今ちまたにある連続発注はすべてオリジナルの商品ということになってしまうでしょうから、M2Jも簡単には引き下がらないですね。
泥沼のバトルの行方に注目です!
ループイフダンなどリピート系自動売買を主体としたFXの運用で、誰でも安全に年利12%を目指す技術や考え方を研究する、トレード12の事務局による投稿記事です。
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